3月18日土曜日、午前10時より長尾公民館で、第2回ひだまりフェス『楽しもう‼ 絵本の力!』を開催しました。最初に子どもの本の専門店『エルマー』の代表、前園敦子さんの『絵本の力!親子で楽しみましょう』と題しての講演です。
絵本を親が読み聞かせることと、子どもがそれを聞くことの、その大切さを語っていただきました。そして何を読み聞かせるか、絵本をきちんと選ぶことも大切なのですね。
一時的に喜ぶようなものではなく、繰り返し読める絵本、想像力を育む絵本、それが子どもの成長に如何に重要なものなのか。それがまさに、『絵本の力!』です。
最初は講演に興味を示さなかった小さな子どもたちも、前園さんの読み聞かせに、少しずつ近づいてきました。前薗さんの「いらっしゃいませ!」「毎度アリィ!」の威勢の良い声掛けに、目を輝かせ始める子どもたち。
前薗さんは講演の中で、多くの絵本の紹介と、紙芝居も披露されました。その一つ一つの物語が、一人一人の子どもたちの想像する力を育みます。その想像の世界の中では、その絵本はその子だけの物語になるのでしょうね。
「エルマー」で子どものころに読んだ絵本を、なつかしそうに腕に抱えていた男性。子どものころの自分に再会したような気持ちになって・・・想像の世界で、本当に再会していたのかもしれませんね。
さて、わくわくワークのお時間です。先生の村興延穂さん。「カラーモールで遊ぼう、春を作ろう」、カラーモールに子どもたちも夢中です。そして、作品の方は・・・。
素敵な、「春」が出来上がりました。大地から芽吹くような、風にそよぐような、生き生きとした、確かに「春」を感じさせる作品たちですね。これも、想像する力・・・ですね。
村興延穂さん、5月の2日(火)から7日(日)まで福岡市美術館 / 市民ギャラリーで個展を開かれます。村興さんが描いた、400枚の絵日記、家族の記憶。楽しみです。
こちらのわくわくワークは「お手紙ごっこ」です。後ろの白板に置いてある、クマさんがお手紙です。先生の村井幸江さんが、紙を重ねてクマさんを切り抜いていきます。
上手に出来ていますね。こちらはブタさん、お腹の辺りにお手紙を書きます。「お手紙ごっこ」、親子でお手紙のやりとりです。たまにはメールではなく、ブタさんで。
2階では「おはなし会」のリレーです。こちらは中村かおりさん、優しい眼差しで語ります。
堂地正子さんです。大きなカブを、みんなで引き抜いています。引き抜けたのでしょうか。
香川純子さん。絵本だけでなく、こちらはわらべうた。手のひらのお煎餅を焼いています。目を閉じている写真しかなかったけれど、同級生だから許してね、香川さん。
先週は「いのししイノコ」を、「小さなおはなし会」でお話しされた田中正美さん。イノコの鼻を鳴らす声も記憶に新しい田中さんですが、今日は「ぽんちんぱん」「ころころころ」と、さらに強力な擬音作品。擬音が、心地よく響きます。
そして先週の「小さなおはなし会」では、出演者として活躍された宮園智子さん。今回のひだまりフェス、プロジェクトチームの代表です。みんなと、わくわくワークを楽しんでます。「楽しもう!」が、一番ですからね。
第3回も、よろしくお願い致します。