たぶん今までで一番暖かかった3月の後の、やっぱり暖かい4月。新年度、新学期が始まりました。わくわくレストランも2回のプレオープンを経て、4月22日にグランドオープンを迎えました。参加者は子どもたちが10名、スタッフが9名。
グランドオープンのメニューは豚汁です。ところで、「とんじる」か「ぶたじる」か? 全国的には「とんじる」読みが多数派ですが、福岡県の給食では「ぶたじる」読みが多数派だそうですね。
とんかつ屋のメニューにあるのが「とんじる」で、おかず味噌汁が「ぶたじる」らしいのですが、ならば今日は「ぶたじる」ですね。ごはんと味噌汁、日本人の食事の基本の基本ですね。ちなみに昨今の子どもたちでは、「とんじる」読みが増えているそうです。理由は、言い易いから。
大根、人参、白ネギ、ゴボウ、さつまいも。野菜たっぷりです。ナスは別メニューで、後のお楽しみ。ごぼうはささがき、大根はいちょう切り、人参は半月切りだけど大きい箇所はいちょう切り。白ネギは薄切りで、さつまいもは輪切り・・・。
出汁は、にぼしで本格的に取っています。具材は他に、主役の豚肉スライスと、こんにゃくの薄切りです。具材たっぷりの、優しい豚汁。体にも心にも、味噌汁が一番ホッとしますね。
みんなで楽しくお話ししながら、いただきます。アレッ! みんなが食べている中で、調理場の奥に人かげが。誰ですか?そこにいるのは・・・。
そうです、わくわくレストランのリーダーが調理を続けているのです。豚汁の具以外だった、先ほどのナスを使っています。ナスを嫌いな子どもが多いということで、子どもが好きなチーズとケチャップを使って「ナスピザ」を作っています。そして出汁を取った後の、にぼしは佃煮風にしています。無駄は出しません。
ごはんに豚汁、写真上の右がにぼしの佃煮風、左がナスピザです。そして、トマトとパール柑も。ナスピザは子どもたちに大好評。「このナスなら、もっと食べたい」と、お代わりをする子が続出。もちろん、豚汁をお代わりする子もいました。
そして同日、同場所での開催のひだまり配布会、今回の来場者は子ども47人、大人47人、加えてボランティアが25人で合計で119人の参加となりました。
配布会で玉ネギをいただきました。右側に比べて左側が育たなかったのか、この玉ネギ、斜めに育っちゃってますね。いびつな形になって、それで市場に出せなかったのかなぁ、と思います。平均的な玉ネギを育てる農家の方々も、そして玉ネギたちも、市場経済の仕組みの中で大変だと思います。
その仕組みの少し外側で、フードロスを減らしていきましょう。「みんなちがって、みんないい」。玉ネギ、おいしくいただきました。
告知です。5月2日から7日まで、ひだまりフェスのわくわくワークでカラーモールの先生をされた村興延穂さんが、福岡市美術館で展示会を催されます。ひだまりメンバーも、搬入搬出や受付で参加します。ご興味のある方は、見に来てください。市民ギャラリー F です。