毎月第4土曜日開催の「わくわくレストラン」ですが、5月は行事が多く、今月は第2土曜日の5月13日の開催となりました。参加者は子どもたちが10名の予定でしたが8名、スタッフが10名。メニューは4月と同様に豚汁です。
奇数月と偶数月でグループ分けしていますので、奇数月グループはグランドオープンしてから最初の「わくわくレストラン」ですね。まずはスタッフとの挨拶と、レストランの趣旨説明です。
セッティングされた調理台。いよいよ調理開始です。豚汁は野菜がたっぷりだから、これから根気よく切っていきます。
一心不乱にネギを切っております。切っていない子は、切っている子の手さばきに真剣に見入っています。楽しく、そして程良い緊張感も流れています。
具材をていねいに炒めて、焦げないように。
しっかりと煮干しで取った出汁を張ったら、アクもこまめに取って。
そして味噌を溶いて・・・なかよく二人で味噌を溶いています。完成間近です。
A、B、C、グループに分かれて、三つの豚汁の鍋が出来上がりました。みんなで食べ比べです。自分たちのグループと他のグループの、味の違いを感じるのは楽しいし、料理の勉強にもなるのです。
ところで本日のタイトル画像の豚汁は、実はこの日の「わくわくレストラン」のものではありません。ある日、ある家庭の食卓に出されたものです。今回か前回のどちらかの、「わくわくレストラン」に参加した子の家の食卓です。
その子の親御さんから偶然、お話を聞く機会がありました。ある日、仕事で帰りが遅くなった夜、帰ってみると、「豚汁を作って待っていてくれて、うれしくてうれしくて、野菜の切り方も上手で、何より美味しくて」、と話されていました。
いつまでも心に残る、大切な記憶ですね。私も最初に一人で作った料理は、今でも覚えています。そしてこの子にとっても、これから自宅の台所が素敵な「居場所」になっていくのでしょうね。
でもね、もし作った子本人がこのブログを読む機会があったら、「頑張って、また作らなきゃ」なんて思わないでね。出来るときに、作りたいときに作ってね。
とは言え、「わくわくレストラン」は「居場所つくり」ということで始まったわけですから、このお話が大きな励みになったのは間違いありません。
だから私たちからも、言いますよ。
豚汁を、
ありがとう。
さて翌日の5月14日は「ひだまりマルシェ」、連日のイベントです。ブログの方は、少し間を開けての更新となる予定です。(すぐに更新したら、この記事がトップ記事じゃなくなりますので)宜しくお願いします。